親告罪とは、告訴がなければ公訴を提起することができない犯罪をいいます。
親告罪には、以下のようなものがあります。
刑法上の親告罪 | ・信書開封罪(133条) ・秘密漏示罪(134条) ・過失傷害罪(209条1項) ・未成年者拐取罪(224条)及び同罪を幇助する目的による被略取者引渡し等罪(227条1項) ・名誉毀損罪(230条1項) ・死者の名誉毀損罪(同条2項) ・侮辱罪(231条) ・一般親族間の親族相盗に係る窃盗罪(235条)、不動産侵奪罪(235条の2)、詐欺罪(246条)、電子計算機使用詐欺罪(246条の2)、背任罪(247条)、準詐欺罪(248条)、恐喝罪(249条)、横領罪(252条)、業務上横領罪(253条)、遺失物等横領罪(254条) ・私用文書等毀棄罪(259条) ・器物損壊等罪(261条) ・信書隠匿罪(263条) |
特別法上の親告罪 | ・著作権侵害罪(著作権法119条等) ・無賃乗車罪(鉄道営業法29条) ・工場抵当権侵害罪(工場抵当法49条) ・税理士等の秘密漏示罪(税理士法59条1項3号、公認会計士法52条1項、司法書士法76条1項、行政書士法22条1項等) など |